探偵による不倫調査の証拠

「追尾、ラブホテルに入る、1時間後に出てくる」という記録は、不貞行為（肉体関係）を推認させる決定的な証拠となります。

• ラブホテルへの出入りと滞在時間: 複数回にわたって、異性とラブホテルに二人で入退室し、一定時間滞在していることを示す写真や動画は、裁判で不貞行為を立証する上で最も強力な証拠の一つです。単なる食事やデートとは異なり、肉体関係があったと強く推認されるためです。

• 探偵の調査報告書:

  • 探偵は、尾行や張り込みといった調査活動を探偵業法に基づいて合法的に行います。

  • 作成される調査報告書には、時系列で詳細な行動記録、鮮明な写真や動画が添付され、調査員の客観的な視点と専門性によって、その証拠能力は非常に高くなります。

  • 対象者や浮気相手の顔がはっきりと写っているか、時間や場所が明確に記録されているか、などが重要です。質の高い探偵事務所の報告書であれば、これらはしっかりと押さえられています。

この探偵による報告書だけでも、多くのケースで不貞行為の立証に十分な力を持つとされています。

妻による家庭内での夫の行動記録

これは、探偵の調査結果を補強し、より強固な証拠とするための重要な要素です。

• 状況証拠の積み重ね:

  • 夫が特定の曜日の夜に帰宅が遅くなる、特定の日に不自然な外出がある、週末に頻繁に出かけるようになる、外泊が増える、といった家庭内の行動記録は、それ単体では不貞行為の直接的な証拠にはなりません。

  • しかし、探偵がラブホテルへの出入りを押さえた日時と、あなたの記録した「夫の不自然な行動」が一致した場合、これらの状況証拠は決定的な証拠（ラブホテルの出入り）を強力に裏付ける補完証拠となります。

• 不貞行為の継続性や常習性の示唆:

  • 一定期間にわたる記録があることで、不貞行為が単発のものではなく、ある程度の期間継続して行われていた可能性を示唆できます。これは、慰謝料の金額にも影響を与える可能性があります。

• 配偶者の言い逃れを困難にする効果:

  • 「たまたまだった」「仕事だった」といった言い訳に対して、「〇月〇日の〇時に〇という場所にいたのは、家庭内の状況と一致しない」と具体的に反論できる材料となります。